Web ページの変更監視とは何か、どう選ぶか
Web ページの変更監視とは、指定した Web ページを一定の間隔で自動的に取得し、前回の内容と比べて変化があったときに通知する仕組みです。「何が変わったら知りたいか」によって、ページ全体の差分を見る方法、要素を指定する方法、ページの構造を解釈する特化型の 3 つに分かれます。予約枠や出勤スケジュールのように表の意味を読む必要があるページでは、3 つ目の方式でないと空きと無関係な通知が増えます。
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- KOUSHIROU Works (Schedule Sensor 運営)
基本の仕組み
- 監視したい URL を登録する。
- サービス (またはブラウザ拡張) が決めた間隔でページを取得する。
- 前回取得した内容と比べ、変化の有無を判定する。
- 変化があればメールなどで通知する。多くのサービスは変化した箇所も添える。
どこまでを「変化」とみなすかが方式ごとの違いです。取得したページには、本文以外にも広告・おすすめ・日付・アクセスカウンタのように、 取得のたびに変わる部分が含まれます。これを全部拾うと通知が止まらなくなるため、各方式はそれぞれのやり方で「見る範囲」を絞ります。
3 つの方式
ページ全体の差分監視
- 仕組み
- 取得した HTML や表示テキストを前回と比べ、違いがあれば通知する。
- 向く用途
- 更新頻度が低く、変われば何でも知りたいページ (お知らせ、規約、採用情報)。
- 弱点
- 広告・日付・おすすめ枠など、目的と無関係な変化でも通知される。
要素・領域を指定した監視
- 仕組み
- ページ内の特定の要素 (価格、在庫表示、見出し) や画面上の領域を選び、そこだけの変化を見る。
- 向く用途
- 価格や在庫のように、見る場所が決まっているページ。
- 弱点
- 要素の選び方を自分で設定する必要があり、サイトの改修で選択が外れることがある。
構造を解釈する特化型の監視
- 仕組み
- 対象サイトのページ構造 (予約表の日付・枠・状態など) を前提に、意味のある変化だけを判定する。
- 向く用途
- 予約枠・出勤表・在庫表のように、表の意味を知らないと判定できないページ。
- 弱点
- 対応サイトが限られる。サイト側の仕様変更時はサービス側の対応を待つ。
主な用途
- 商品の価格・在庫の変化 (値下げ、再入荷)
- 予約サイトの空き枠・キャンセル枠、出勤スケジュールの公開
- 採用情報・入札情報・官公庁のお知らせの更新
- 競合サイトの料金表や機能一覧の変更
- 自社サイトの改ざんや意図しない変更の検知
このうち予約枠や出勤スケジュールは、ページが毎日変わる (今日の分が消え、先の日付が追加される) うえに、 「埋まった」ではなく「空いた」方向の変化だけが欲しいという点で、他の用途より判定が難しい部類です。
選ぶときの確認項目
- 監視したいページはログイン不要で開けるか (ログイン必須のページは多くのサービスで対象外)
- 知りたいのは「何か変わったこと」か、「特定の意味の変化」か (後者なら要素指定か特化型)
- 必要な間隔はどれくらいか (数秒〜数分ならローカル監視型、数分〜数十分ならクラウド型)
- 通知先はメールで足りるか、Slack や Webhook が要るか
- ページの改修に自分で追従できるか (要素指定型は自分で直す。特化型はサービス側が直す)
- 料金の単位は何か (チェック回数課金か、監視数課金か、月額固定か)
代表的な汎用サービス (Visualping・Distill.io・ChangeTower) と予約特化型の具体的な比較はWeb 監視サービス比較にまとめています。
監視する側の注意点
- 取得間隔を必要以上に短くしない。相手のサイトに負荷をかけ、アクセス制限を受ける原因になる。
- ログインが必要なページを、自分の認証情報を第三者のサービスに預けてまで監視しない。規約違反や情報漏えいの原因になる。
- 取得できなかった状態と「変化が無かった」状態を区別できるサービスを選ぶ。区別できないと、監視が止まっていることに気付けない。
- 第三者の個人情報を継続的に追跡する目的で使わない。
予約・空き枠・出勤スケジュールなら
Schedule Sensor は 3 つ目の「構造を解釈する特化型」で、シティヘブンネット・ホットペッパービューティー・minimo(ミニモ)・リフナビの予約表・出勤表を5〜30 分間隔で監視し、新しく予約できるようになった枠や出勤の追加だけをメールで通知します。 任意のページは監視できないため、対応サイト以外が目的なら汎用サービスをお選びください。